毎年行われる防災の日、そして防災週間ですが、
行われるようになった由来をご存知でしょうか。
防災の日のことを
いまいちよくわかっていないという方のために、
今回は、
- 防災の日はいつ?
- 防災週間とは
- 防災の日と防災週間の由来
- 3月11日も記念日制定の動き
以上の4点についてまとめました。
防災の日はいつ?
防災の日は、
毎年9月1日に行われます。
なので、今年2014年も9月1日ですし、
来年2015年も9月1日に行われます。
防災週間とは

防災週間とは、
「防災の日」を含めた1週間を
防災のための期間とする運動期間の事です。
なぜ1週間という期間を設けるのかというと、
全国的に行う防災イベントなどのために、
準備や移動等を含めた期間として
1週間が設けられているそうです。
実際の期間の参考として、
昨年2013年は、
8月30日~9月5日の一週間でした。
防災の日と防災週間の由来
防災の日が
なぜ9月1日に行われているかというと、
過去に多くの被害を出した
関東大震災が起こった日であるからです。

関東大震災は、
1923年(大正11年)9月1日に、
神奈川県の相模湾付近を震源として起こった大震災です。
マグニチュード7.9でした。
死傷者は10万5000人と言われており、
現在のような建設技術や
ライフラインの安全性が確保されていなかったために、
倒壊した建物と広がる火災で
街は絶望的な被害状況だったようです。
また都心部での地震ということで、
全国的にも経済等で大混乱が起きました。
こういった被害を二度と出さないようにと、
防災の日は制定されました。
なので、一般家庭はもちろんですが、
人口が密集しやすい場所(学校など)や、
ライフラインを管理する企業なども、
この期間はしっかりと防災訓練を行います。
3月11日も記念日制定の動き
2011年(平成23年)3月11日に起きた、
東北地方太平洋沖地震の被害状況などを見て、
現在の安倍政権が
3月11日を記念日として制定する動きがあると報じられています。
以下は安倍総理の発言を引用したものです。
首相は「大震災の試練から得た貴重な教訓を記録に残し、各世代がしっかり受け継ぎ、わが国の防災に役立てることは極めて重要だ」と強調した。
引用:
3月11日を「記念日」に 首相が検討 – MSN産経ニュース削除されました。
東北地方太平洋沖地震はマグニチュード9.0を観測し、
これは過去に起きた日本の大震災である
昭和三陸地震(M8.4)や、上記の関東大震災を
はるかに上回り過去最大であり、
世界的に見ても数えられるほどの大震災でした。
こういった背景から、
災害に対して改めて危機感を持とうと、
記念日制定に動いているようです。
私の個人的な意見ですが、
制定には賛成です。
ご存知の通り、日本は他国に比べて
自然災害が起きやすい国です。
そのため、いつまたこのような災害が起こっても
おかしくはないと思います。
このような悲しい出来事を、
少しでも軽減できるのならば、
制定でもいいのではと考えます。
これをお読みの皆さんにも、
防災の日の意義をしっかりと考えていただきたいです。
コメントを残す